工事現場で写真を撮るときに必要なカメラは、一般的なデジタルカメラとは違います。
防水・防塵・耐衝撃・耐荷重などの性能が高く、CALSモードなどの特殊な機能が搭載されているものが求められます。
しかし、現場用カメラは種類が多く、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、現場用カメラの選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。
リコー・オリンパス・ニコンなどの人気メーカーの特徴や、性能・機能・価格などを比較して、あなたにぴったりのカメラを見つけましょう。
現場用カメラの選び方
現場用カメラを選ぶ際には、以下の4つのポイントに注意しましょう。
CALSモードの有無
CALSモードとは、公共工事などの提出基準に準拠した設定で撮影ができるモードです。
国土交通省やNEXCO（日本道路公団）への提出に準拠しており、CALSモードに切り替えれば提出サイズの写真を撮れるので画像サイズを調整・変更する手間が省けます。
CALSモードが必要な場合は、搭載されているカメラを選びましょう。
ただし、CALSモードはリコーのカメラにしか搭載されていないので、他のメーカーのカメラを選ぶ場合は、画像サイズの変更ができるソフトウェアなどを用意する必要があります。
防水・防塵・耐衝撃・耐荷重などの性能
現場用カメラは、過酷な環境に耐えることができる性能が重要です。
防水・防塵・耐衝撃・耐荷重などの性能が高いほど、水やほこり、落下や踏みつけなどの事故にも強く、安心して使うことができます。
防水性能は、水深何メートルまで耐えられるかで表されます。
防塵性能は、IPコードという規格で表されます。 IPコードは、IPXXという形式で表記され、Xの部分に数字が入ります。
最初のXは固形物の侵入を防ぐ度合いを示し、0から6までの数字が入ります。 6が最も高く、ほこりの侵入を完全に防ぐことができます。
次のXは液体の侵入を防ぐ度合いを示し、0から9までの数字が入ります。9が最も高く、高圧・高温の水にも耐えられます。
耐衝撃性能は、落下したときに壊れない高さをメートルで表します。
耐荷重性能は、踏みつけられたときに壊れない重さをキログラムで表します。
広角レンズや手ブレ補正などの機能
現場用カメラには、撮影の幅や質を向上させる機能が搭載されているものがあります。 広角レンズや手ブレ補正などの機能があると、より快適に撮影することができます。
広角レンズとは、画角が広いレンズのことで、一度に広い範囲を撮影することができます。 現場用カメラでは、28mm以下のレンズが広角レンズとされます。 広角レンズがあると、近距離で大きな建物や機械などを撮影するときに便利です。
手ブレ補正とは、カメラが揺れたときに画像がぶれないように補正する機能のことです。 手ブレ補正があると、暗い場所や遠くのものを撮影するときに便利です。
人気メーカーの特徴
現場用カメラの人気メーカーには、リコー・オリンパス・ニコンがあります。 それぞれのカメラメーカーの特徴を理解して、自分の好みやニーズに合ったカメラを選びましょう。
リコーは、CALSモードを搭載したカメラが豊富で、現場愛用者が多いメーカーです。 防水・防塵・耐衝撃・耐荷重などの性能も高く、現場での撮影に最適です。 また、手袋をしたままでも操作しやすい設計や、リングライトなどの便利な機能もあります。
オリンパスは、コンパクトで多機能なカメラが特徴的なメーカーです。 Wi-Fi接続やGPSなどの機能が搭載されており、撮影した写真をすぐにパソコンやスマホに送ったり、位置情報を記録したりすることができます。 防水・防塵・耐衝撃・耐荷重・耐結露などの性能も高く、タフな環境にも対応できます。
ニコンは、キレイに撮ることに特化したカメラが特徴的なメーカーです。 高画質なレンズやセンサーを搭載しており、色鮮やかで鮮明な写真を撮ることができます。 防水・防塵・耐衝撃・耐荷重などの性能も備えており、アウトドアでの撮影にも適しています。 また、4K動画やタイムラプスなどの機能もあります。
現場用カメラのおすすめランキング
それでは、現場用カメラのおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。 各商品の性能・機能・価格などを比較して、あなたにぴったりのカメラを見つけましょう。
第1位：RICOH WG-80
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | ￥29,800 |
| 画素数 | 1600万画素 |
| レンズ | 28-140mm相当（5倍ズーム） |
| 防水 | 14m |
| 防塵 | IP68 |
| 耐衝撃 | 1.6m |
| 耐荷重 | 100kgf |
| CALSモード | あり |
| その他の機能 | リングライト、Wi-Fi接続、6軸手ブレ補正、マクロモード、アンダーウォーターモードなど |
現場用カメラの中でも最も人気の高い商品が、リコーのWG-80です。 CALSモードを搭載しており、公共工事などの提出基準に準拠した写真を簡単に撮ることができます。 防水・防塵・耐衝撃・耐荷重などの性能も高く、どんな環境でも安心して使うことができます。
WG-80の特徴的な機能は、リングライトです。 レンズの周りに6つのLEDライトが付いており、暗い場所や近距離での撮影に役立ちます。 リングライトの明るさや色温度を調整することもできます。 また、Wi-Fi接続や6軸手ブレ補正などの便利な機能も搭載されています。
WG-80は、現場用カメラの中でもコスパが高い商品です。 価格は3万円以下で、高性能なカメラを手に入れることができます。 現場用カメラを初めて購入する方や、コスパ重視の方におすすめです。
第2位：OLYMPUS Tough TG-6
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | ￥39,800 |
| 画素数 | 1200万画素 |
| レンズ | 25-100mm相当（4倍ズーム） |
| 防水 | 15m |
| 防塵 | IP68 |
| 耐衝撃 | 2.1m |
| 耐荷重 | 100kgf |
| CALSモード | なし |
| その他の機能 | Wi-Fi接続、GPS、4K動画、タイムラプス、マクロモード、アンダーウォーターモードなど |
現場用カメラの中でも最も多機能な商品が、オリンパスのTough TG-6です。 Wi-Fi接続やGPSなどの機能が搭載されており、撮影した写真をすぐにパソコンやスマホに送ったり、位置情報を記録したりすることができます。 また、4K動画やタイムラプスなどの機能もあり、動画撮影にも対応できます。
Tough TG-6の特徴的な機能は、マクロモードです。 最短1cmまで寄れるレンズと、高画質なセンサーとプロセッサーにより、細かい部分や小さなものをキレイに撮ることができます。 また、アンダーウォーターモードでは、水中での色や明るさを自動的に補正してくれます。
Tough TG-6は、現場用カメラの中でも最も高性能な商品です。 価格は4万円以下で、多機能なカメラを手に入れることができます。 現場用カメラにこだわりのある方や、動画撮影もしたい方におすすめです。
第3位：RICOH WG-6
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | ￥49,800 |
| 画素数 | 2000万画素 |
| レンズ | 28-140mm相当（5倍ズーム） |
| 防水 | 20m |
| 防塵 | IP68 |
| 耐衝撃 | 2.1m |
| 耐荷重 | 100kgf |
| CALSモード | あり |
| その他の機能 | リングライト、Wi-Fi接続、4K動画、タイムラプス、マクロモード、アンダーウォーターモードなど |
現場用カメラの中でも最も高画質な商品が、リコーのWG-6です。 2000万画素の高画素数と、高性能なレンズとセンサーにより、鮮明で美しい写真を撮ることができます。 また、4K動画やタイムラプスなどの機能もあり、動画撮影にも対応できます。
WG-6の特徴的な機能は、リングライトです。 WG-80と同様に、レンズの周りに6つのLEDライトが付いており、暗い場所や近距離での撮影に役立ちます。 リングライトの明るさや色温度を調整することもできます。 また、Wi-Fi接続やマクロモードなどの便利な機能も搭載されています。
WG-6は、現場用カメラの中でも最も高級な商品です。 価格は5万円以下で、高画質なカメラを手に入れることができます。 現場用カメラに高画質を求める方や、プロ並みの写真を撮りたい方におすすめです。
第4位：Nikon COOLPIX W300
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | ￥39,800 |
| 画素数 | 1600万画素 |
| レンズ | 24-120mm相当（5倍ズーム） |
| 防水 | 30m |
| 防塵 | IP68 |
| 耐衝撃 | 2.4m |
| 耐荷重 | なし |
| CALSモード | なし |
| その他の機能 | Wi-Fi接続、GPS、4K動画、タイムラプス、マクロモード、アンダーウォーターモードなど |
場用カメラの中でも最も防水性能が高い商品が、ニコンのCOOLPIX W300です。 30mまでの水深に耐えることができ、水中での撮影に最適です。 また、4K動画やタイムラプスなどの機能もあり、動画撮影にも対応できます。
COOLPIX W300の特徴的な機能は、GPSです。 撮影した写真に位置情報や高度・深度などのデータを記録することができます。 また、Wi-Fi接続やマクロモードなどの便利な機能も搭載されています。
COOLPIX W300は、現場用カメラの中でも最も防水性能が高い商品です。 価格は4万円以下で、水中での撮影に適したカメラを手に入れることができます。 現場用カメラに防水性能を求める方や、水中での撮影を楽しみたい方におすすめです。
第5位：RICOH G900
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | ￥59,800 |
| 画素数 | 2000万画素 |
| レンズ | 28-140mm相当（5倍ズーム） |
| 防水 | 20m |
| 防塵 | IP68 |
| 耐衝撃 | 2.1m |
| 耐荷重 | 100kgf |
| CALSモード | あり |
| その他の機能 | バーコードリーダー、パスワードロック、メモ機能、Wi-Fi接続、4K動画、タイムラプス、マクロモード、アンダーウォーターモードなど |
現場用カメラの中でも最もビジネス向けな商品が、リコーのG900です。 バーコードリーダーやパスワードロックなどの機能が搭載されており、現場での管理やセキュリティに役立ちます。 また、メモ機能では、撮影した写真にテキストや音声などのメモを付けることができます。
G900の特徴的な機能は、CALSモードです。 WG-80やWG-6と同様に、CALSモードを搭載しており、公共工事などの提出基準に準拠した写真を簡単に撮ることができます。 また、Wi-Fi接続や4K動画などの便利な機能も搭載されています。
G900は、現場用カメラの中でも最もビジネス向けな商品です。 価格は6万円以下で、現場での管理やセキュリティに適したカメラを手に入れることができます。 現場用カメラにビジネス機能を求める方や、現場での管理やセキュリティを重視する方におすすめです。
まとめ
今回は、現場用カメラの選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介しました。 現場用カメラは、防水・防塵・耐衝撃・耐荷重などの性能が高く、CALSモードなどの特殊な機能が搭載されているものが求められます。 また、広角レンズや手ブレ補正などの機能もあると、より快適に撮影することができます。
現場用カメラの人気メーカーには、リコー・オリンパス・ニコンがあります。 それぞれのカメラメーカーの特徴を理解して、自分の好みやニーズに合ったカメラを選びましょう。
現場用カメラは、工事現場での写真撮影に欠かせないアイテムです。 この記事を参考にして、あなたにぴったりのカメラを見つけてください。
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